Sky of Beginning

作詞・作曲　じん(自然の敵P)
歌　初音ミク

それは　それは何処（ どこ ） かへと

飛（ と ） び去（ さ ） って行（ い ） く

緑色（ みどりいろ ） に瞬（ またた ） いて

いつか　いつか僕（ ぼく ） らでも

届（ とど ） くのかなって

手（ て ） を伸（ の ） ばしてた

かき集（ あつ ） めた思（ おも ） い出（ で ） 全部（ ぜんぶ ）

忘（ わす ） れていた好奇心（ こうきしん ） で

一（ ひと ） つ一（ ひと ） つ選（ えら ） び取（ と ） ってさ

それをなんとかくっつけあって

形（ かたち ） どった赤（ あか ） い飛行機（ ひこうき ）

でも継（ つ ） ぎ目（ め ） が目立（ めだ ） っちゃうね

「不恰好（ ぶかっこう ） だな」

保障（ ほしょう ） なんかはどこにもなくて

だけど僕（ ぼく ） らは空（ そら ） を見（ み ） ていた

失敗（ しっぱい ） ばかり積（ つ ） み重（ かさ ） ねてくよ

「もう一回（ いっかい ） 」

みんな　みんな何処（ どこ ） かへと

飛（ と ） び上（ あが ） がって行（ い ） く

あぁ僕（ ぼく ） を置（ お ） いて行（ い ） かないで

暮（ く ） れる　暮（ く ） れる太陽（ たいよう ） が沈（ しず ） む前（ まえ ） に

今日（ きょう ） も手（ て ） を伸（ の ） ばしてた

どの飛行機（ ひこうき ） も羨（ うらや ） ましいな

かっこいい翼（ つばさ ） なんて

僕（ ぼく ） のにはついてないから

だから何度（ なんど ） も弱気（ よわき ） になった

やけになって嫌（ きら ） いになった

「こんな陳腐（ ちんぷ ） な飛行機（ ひこうき ） じゃ　空（ そら ） は飛（ と ） べない」

あの日見（ ひみ ） ていた遥（ はる ） かな空（ そら ） の

淡（ あわ ） い緑（ みどり ） のあの飛行機（ ひこうき ） が

今（ いま ） でも胸（ むね ） で輝（ かがや ） いているよ

「もう一回（ いっかい ） 」

泣（ な ） いて　泣（ な ） いているのかな

ずぶ濡（ ぬ ） れで叫（ さけ ） んだ

「もっと高（ たか ） く羽（ は ） ばたいて」

それは　とても小（ ちい ） さくて

頼（ たよ ） りないけど、淡（ あわ ） く光（ ひか ） っていた

「雨（ あめ ） がやんだな」調子（ ちょうし ） も良（ い ） いや

虹（ にじ ） がかかった空（ そら ） を仰（ あお ） いで

乗（ の ） り込（ こ ） もうか　赤（ あか ） い飛行機（ ひこうき ）

アクセル蹴（ け ） って　羽根（ はね ） が回（ まわ ） った

まだ怖（ こわ ） いよ　不安（ ふあん ） もあった

迷（ まよ ） いもあった　だけど笑（ わら ） って

上（ うえ ） を向（ む ） いて　さぁ進（ すす ） むんだ

先（ さき ） は長（ なが ） いぞ　何（ なに ） も見（ み ） えないほど

期待（ きたい ） なんかされていなくても

誰一人（ だれひとり ） 見向（ みむ ） きもしなくても

それは確（ たし ） かに僕（ ぼく ） らの中（ なか ） で光（ ひか ） っていた

そして　そして僕（ ぼく ） たちは

飛（ と ） び上（ あ ） がっていく

淡（ あわ ） い色（ いろ ） で輝（ かがや ） いて

いつか　いつか僕（ ぼく ） らでも

届（ とど ） きそうだと

上（ うえ ） を向（ む ） いていく

そして　少年（ しょうねん ） が空（ そら ） を

見上（ みあ ） げた瞳（ ひとみ ） 、緑色（ みどりいろ ） に輝（ かがや ） いて

いつか　いつかこの空（ そら ） に

届（ とど ） くのかなって

手（ て ） を伸（ の ） ばしていた

la la la（ ラ ラ ラ ） …

それは　それは何処（ どこ ） かへと

いつか　いつかあの空（ そら ） に

届（ とど ） きそうだなって

手（ て ） を伸（ の ） ばしていた